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【エファ通信235号】カンボジアのNGOを紹介します
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こんにちは。エファジャパン事務局です。

 

ご存知の方も多いと思いますが、エファの活動は現地NGOと協働して実施しています。これまでにエファ通信を読んでくださった方は、「SCADP」「CADDP」というアルファベットが並ぶ固有名詞に、見覚えがあると思います。

これは、現地NGOの略称です。事務局内ではそれぞれ「スキャップ」「シーエーディーディーピー」と呼んでいます。
 
今回は、エファと協働してくれているカンボジアのNGOをご紹介します。それぞれの団体の設立経緯も含め、海外担当・鎌倉が記します。
現地のNGOは、がんばっています
エファの活動に欠かせない「カウンターパート」
 

 

エファジャパンは、現地のNGOと協働してプロジェクトを実施しています。

カンボジアではストリートチルドレンの保護から活動を始めたSCADPと、障害を持つ子どもたちの自立支援を行っているCADDPの2団体と連携をしています。
 
ラオスには現地採用の「ソンパン」さんがいてくれますが、カンボジアには従業員が今はいません。そこで、カウンターパート(現地でエファの事業を受け入れてくれる機関)が必須です。
 
上記2団体と連携しようと決めたのは、それぞれの活動内容を見たこと、エファのミッション(使命)やビジョン(目指す社会)と合致したことがポイントになりました。
 
※SCADP:Street Children Assistance and Development Program
 CADDP:Cambodian Agency Development of Disability and Poor
2つのNGOの共通点とは?
 
上記ポイントの他に、両NGOに共通する点は「代表の思いの強さ」です。お二人とも強い問題意識を持ち、なにかをせねばという思いを行動に移されています。
 
SCADP代表のソカリーさん。プノンペン市の川沿いで、路上生活をしている子どもたちを見て、無視することができず声をかけたことが、活動の始まりとなりました。
 
屋根もない場所で寝泊まりをし、日々の食べ物にも困っている子どもたちのために何かせねばと、私財を投入しこの団体を立ち上げたのです。

現在、劣悪な環境にいる子どもたちの学習の場所づくり(寺子屋事業)をされています。
SCADP代表・ソカリーさん
CADDPの代表のサム・オーウンさんは、生まれたときから手に障害がありました。就職しようと面接を受けましたが、その姿を見るや面接官は「君の来るところではない。障害者は働けない」と門前払いにしたそうです。
 
自分と同じように障害がある子どもたちが仕事に就けるようにと、自分の家の1階を事務所にしてCADDPをスタートさせました。
 
現在、障害を持つ子どもたちの自立支援の場所「チルドレン・スタディ・クラブ」は、3か所になりました。
CADDP代表のサム・オーウンさん

自立への道

 
現地のNGOは、カンボジア国内での寄付・資金の獲得がまだ難しく苦戦しています。企業からの「もの」の寄贈は受けているようですが、資金獲得まで、まだ道のりは長いようです。

それでもあきらめず、紹介した2つのNGOは申請書を書き、助成金などの申請を続けています。
 
8月のカンボジア出張時、プノンペン市で障害者の就労支援をしているPPCILにお邪魔しました。そこで聞いた代表のサミット・メイさんの言葉が強く印象に残っています。
 
※PPCIL:Phnom Penh Center for Independent Living
PPCIL代表のサミット・メイさん
「障害者を変えるのではなく、社会を変えることが共生社会の一歩。社会の仕組みは健常者がつくっていることがほとんどなので、障害者が仕組みづくりに参画すべきです」

エファは大きな助成団体ではありません。でも、事業を通じ社会的弱者とされる子どもたちの自立をサポートしていきます。
 
それと同時に、両NGOとも事業が継続でき、団体として力がつくように、微力ながら応援をしていきたいと思っています。

 

(鎌倉 記)

リサイクル募金、受付中!
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身の回りの不要品が、アジアの子どもたちの支援に役立ちます

カンボジア、ラオス、ベトナムでの支援活動のために、エファジャパンでは、通年でリサイクル募⾦を集めております。
 
頂戴したご支援は、上記2つのNGO事業含め、子どもたちの教育支援、生活支援に役立てています。
 
リサイクル品募集の対象は、本、CD/DVD、切⼿、ハガキ、年賀状、テレフォンカード、ゲーム、⾻董品、ブランド品、懐かしのおもちゃなどなど(以下のイラストも、ご参照ください)。
 
身の回りの不要品が、アジアの子どもたちの支援に役立ちます!
 
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